6月になると樹木の成長が活発になり、カミキリムシやコウモリガの幼虫に食害されたクヌギやヤナギの幹からは樹液が出始めます。この樹液を吸いにコムラサキやゴマダラチョウなどのタテハチョウ類や、シロテンハナムグリなどが集まります。この時期は夜行性のコクワガタが昼間でも観察できます。食害されて幹にできた穴をよく見ると、ヒラタクワガタが入ってくることもあります。
梅雨が明けると本格的な夏になり、樹液に集まる昆虫も多くなります。昼間はタテハチョウやカナブン・スズメバチが、夜になるとたくさんのカブトムシが集まります。
他にもコクワガタやヒラタクワガタ、夜行性のスズメガやキシタバなどのガ類、ウスバカミキリやコメツキムシなど多くの昆虫が観察できます。 |
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